九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

九州歴史科学研究会6月例会延期のお知らせ

 このたび新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、九州歴史科学研究会では6月例会の延期を決定する運びとなりましたので、お知らせいたします。

 再開日は決まり次第、ご連絡いたします。

 6月例会の報告予定者は以下の通りでございます。

   三科仁伸(下関市立大学)、小野浩(西南学院大学

   

  今後とも九州歴史科学研究会をよろしくお願いいたします。

『九州歴史科学』47号 2019.12

               論文

原爆投下後における浦上の復興と地域社会の変容

 -互助組織「講内」の活動に着目してー       四條 知恵(1)

 

              研究ノート

ナチ占領下フランスにおける対独軍事協力

 ー義勇軍組織「三色旗団」を中心にー        坂本 準人(28)

ブーヘンヴァルト強制収容所と「反ファシズム

 -「赤いカポ」の戦後の語りをめぐってー      平田 哲也(55)

 

              書評

 大浜聖香子著『12-13世紀におけるポンティウ伯の中規模領邦統治』

                          花田洋一郎(76)

 清水雅大著『文化の枢軸ー戦前日本の文化外交とナチ・ドイツ』

                          酒井 一臣(85)

 北村厚著『教養としてのグローバル・ヒストリー』  

                          池上 大祐(91)

 福岡大学人文学部歴史学科編『18歳からの歴史学入門』

                          北村  厚(101)

 

              特集

 「大戦後」を考えるーヴェルサイユ条約調印100周年の地平からー

 はじめにー趣旨説明                今井 宏昌(107)

 【第1部:基調報告】

 1920年代オーストリアにおける世界大戦をめぐる開戦責任論争

 -元ロシア外務大臣セルゲイ・サゾーノフの回顧録をめぐってー

                          村上  亮(109)

 【第2部:合評会】

 アイルランド革命から「大戦後」を考える      小関  隆(119)

 小関隆『アイルランド革命』によせて        松塚 俊三(127)

 朝鮮史からみたアイルランド革命          小野 容照(134)

 ドイツ史からみたアイルランド革命         今井 宏昌(143)

 彙報                       事 務 局(150)

 

            九州歴史科学研究会

             2019.12 

 

 

◆九州歴史科学研究会2月例会のおしらせ

◆九州歴史科学研究会2月例会のおしらせ
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九州歴史科学研究会2月例会のご案内

合評会:
足立孝『辺境の生成―征服=入植運動・封建制・商業―』(名古屋大学出版会、2019年)

日時:2020年2月22日(土) 13時~17時半
場所:福岡大学中央図書館多目的ホール


総合司会・岡崎敦(九州大学
著者からの報告・足立孝(広島大学)「自著を語る」
コメント1部:西洋史の視点から
① 丹下栄(元熊本大学)「接点としての『辺境』」
② 城戸照子(大分大学)「西地中海世界の要としてのイベリア半島―辺境とは何か―」(仮)
コメント2部:日本・東アジアの視点から
① 春田直紀(熊本大学)「日本中世史の視点から」(仮)
② 山根直生(福岡大学)「中国における「中央」と「周縁」」
著者からのリプライ・質疑応答・全体討論

*参加自由・入場無料


合評会後に会場近辺で懇親会を開催いたします。参加をご希望の方は、2月15日までに渡邉裕一(watanayu@fukuoka-u.ac.jp)までご連絡ください。
 
当日の運営委員会は11:30~行います。運営委員の方はご注意下さい。