九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

◆九州歴史科学研究会11月例会(戦後70年記念シンポジウム)のおしらせ

九州歴史科学研究会11月例会(戦後70年記念シンポジウム)のおしらせ
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◇2015年11月7日(土)13時~18:30ごろ(※時間の変更にご注意ください)
◇会場:福岡大学文系センター4階第4会議室(※会場の変更にご注意ください

 

 テーマ:「記憶される戦争

          つくられる境界」
 講演
 松本彰(新潟大学名誉教授
 「国歌に歌われたドイツ
  -プロイセンオーストリア・ドイツの国歌とナショナリズム
                     1793-2012」
 報告
 池上大祐(琉球大学准教授
 ミクロネシアにおける太平洋戦争の経験
         -アメリカの文化人類学者のオーラルヒストリー
                  (1990-91)を素材として―」
 
 金玟煥(ソウル大学研究員)
 「暴力の記憶と国民の境界
              -済州4.3平和公園の事例を中心に-」
  全体討論+コメント
    
   今回は戦後70年記念シンポジウム「記憶される戦争、つくられる境界」をテーマといたしましてお三方にご講演・ご報告いただけることになりました。
 所属、専攻を超えた九歴研らしい議論が展開されることが予想されます。
    皆様におかれましては、大変お忙しいことと存じますが、なにとぞ、ご参加いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。   
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◆今後の例会の予定
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 次回の例会は12月19日(土)13:00~福岡大学中央図書館1階多目的ホールを会場として、シンポジウム「『海域』としての東アジア世界」(古代~近世まで)をテーマに開催を予定しております。
 12月例会は福岡大学・東アジア・地域共生研究所との共催にて開催いたします。
 コメンテーターとして水・陸両考古学(特に中近世アジア・太平洋交易史)をご専門とされている野上建紀先生(長崎大学准教授、潜水士)をお招きし、歴史的・空間的な視点から「東アジア世界」の交流の実態に迫ります。
 古代・中世の部では関周一先生(宮崎大学准教授、古代・中世アジア海域史)、伊藤幸司先生(九州大学准教授、日本中世史)、森平雅彦先生(九州大学准教授、中近世朝鮮半島海域史)、近世の部では、尾道博先生(日本経済大学教授、日本近世貿易史)、重松正道先生(鳥栖市教育委員会主査、日本近世交通史)にご報告をお願いしております。
     次々回の例会は2015年2月13日(土)14:00~17:30西南学院大学学術研究所第三会議室にて若手報告会を予定しております。渡邉裕一先生(日本学術振興会PD、ドイツ近世史)、後藤啓倫先生(九州工業大学非常勤講師、東アジア近代史)にご報告をお願いしております。