九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

雑誌『九州歴史科学』第48号(2020.12)

            論文

植民地期朝鮮における崔南善の単行本出版とその編集方針

                       田中 美佳(1)

            書評

井本三夫著

 『米騒動という大正デモクラシーの市民戦線』 井竿 富雄(38)

板橋拓巳/妹尾哲志 編著

 『歴史のなかのドイツ外交』         星乃 治彦(46)

菅豊/北條勝貴 編著

 『パブリック・ヒストリー入門:開かれた

              歴史学への挑戦』 清原 和之(53)

クラ―マー・スベン著

 『「昭和の大合併」と住民帰属意識』     青木  健(68)

 

            特集

 足立孝著『辺境の生成ー征服=入植運動・封建制・商業ー』をめぐって

 はじめにー趣旨説明             渡邉 裕一(76)

 自著を語る                 足立  孝(78)

 「封建制」のこれまで、これから

 ー足立孝『辺境の生成 征服=入植運動・封建制・商業』へのコメントー

                       丹下  栄(86)

 アラゴン連合王国ペドロ三世(在位1276~85。シチーリア王

 1282~5)にとって、シチーリア島は「辺境」だったか。

                       城戸 照子(93)

 中国唐宋時代における「中央」と「周縁」   山根 直生(102)

 日本中世史の視点から            春田 直紀(108)

 辺境の封建的編成と西洋中世研究

 ー足立孝氏の近著に寄せてー         岡崎  敦(114)

 彙 報                   事 務 局(122)