九州歴史科学研究会
プーチン・ロシア大統領により決定されたウクライナ侵略を非難し、ウクライナの人びととの連帯を表明する声明
九州歴史科学研究会は、プーチン・ロシア大統領により決定されたウクライナ侵略を強く非難します。ロシア現政権によって着手された軍事行為は、独立国家としてのウクライナの主権を侵害し、国際社会に大きな混乱をもたらすものであり、断じて許容できません。
プーチン大統領が2021年7月12日付で発表した論説「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」では、複雑に絡まり合う当該地域の歴史が、自らの政策を正当化する道具に矮小化されています。ここに象徴される歴史の政治動員に基づいて現在の侵略行為が行われている事態は、極めて憂慮すべきことです。
九州歴史科学研究会は、ウクライナにおいて戦禍に耐えながら、家族や友人、隣人と過ごす日常生活を回復させるために行動するすべての人びとに連帯を表明します。ロシアにおいて戦争反対の声を上げる勇気ある人びととの連帯を表明します。世界中で、ウクライナを支援するために行動する人びととの連帯を表明します。