九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

『九州歴史科学』第15号~26号

『九州歴史科学』第15号~第26号目次

 

第15号 (1988/6/25)

 新しい国家主義とその歴史観 (西嶋有厚) 
 ヨーロッパにおける最近の戦争責任論 -西ドイツの「歴史家論争」を中心に- (星乃治彦) 
 中国における歴史研究の新しい動向 -一二・九運動の評価と関連して- (平野正) 
 委員会からの報告

第16号 (1988/11/30)

 太平洋戦争における天皇の役割 -天皇戦争責任棚上げ作戦の欺瞞をつく- (西嶋有厚) 
 童話「赤ずきん」と「民衆文化」論 (岡崎 敦) 
 <特集‥東アジアの中の日本> 
  ・小田富士雄氏「東アジアと鴻臚館」を聞いて (紙屋敦之) 
  ・筑紫館から鴻臚館へ (長 洋一) 
  ・折尾学氏「鴻臚館発掘現場からの報告」を聞いて (佐伯弘次) 
 <彙報>

第17号 (1989/5/10)

 パレスチナ・アラブとユダヤ人問題 -エミール・トゥーマーの場合- (臼杵 陽) 
 太平洋の七つの見方 (西嶋有厚) 
 「新人類」世代が見た「Ⅹデー」 -裕仁天皇天皇制についての大学生の意識 (木永勝也) 
 <資料> 本島長崎市長発言の支持する声明 (九州歴史科学研究会) 
      奥田知事への抗議文 (九州歴史科学研究会委員会) 
      吉野ヶ里遺跡全面保存の要望書 (九州歴史科学研究会) 
 <彙報> 九州歴史科学研究会 一九八八年度活動総括 
 一九八九年度の活動方針 
 一九八八年度会計報告

第18号 (1990/4/25)

 現代イギリスから見たフランス革命二〇〇年 (古賀秀男) 
 九歴研第八回シンポジウム 「激動の東欧情勢と世界史の現段階」参加記 (松塚俊三) 
 <ドイツからの便り> 東ドイツ・レクイエム (星乃治彦) 
 <彙報> 九州歴史科学研究会委員会報告 一九八九年度の活動 
 <資料> 中国政府への抗議文 (九州歴史科学研究会)

第19号 (1991/4/27)

 明治初期貨幣制度改革と廃藩置県、地租改正をめぐる若干の問題 (長野 暹) 
 イギリス女性参政権運動とロシアの 「スフラジートスカ」 (富永桂子) 
 <時評> 湾岸戦争の性格をめぐって (西嶋有厚) 
 <彙報> 九州歴史科学研究会委員会報告 一九九〇年度活動報告

第20号 (1992/2/1)

 北魂史と占代朝鮮・日本との関連について(その一) (川本芳昭) 
 考古学から見た「鴻臚館」 の遺構 (高倉洋彰) 
 「こんなはずじゃなかった」ドイツ統一-言糞の力を取り戻す努力- (星乃治彦) 
 九州歴史科学研究会二〇年の歩み (九歴研事務局) 
 <書評> 星乃治彦『東ドイツの興亡』 (熊野直樹) 
 <彙報> 九州歴史科学研究会委員会報告 一九九一年度活動報告 (文責 事務局長 松塚俊三)

第21号 (1993/4/10)

 三つの「御下」
  -給人領主と知行地との関係をめぐる覚書、鍋島佐賀藩を素材に- (高野信治) 
 ヒトラー内閣におけるフーゲンベルクの経済政策 (熊野直樹) 
 毛沢東の影 (平野 正) 
 <彙報> 九州歴史科学研究会委員会報告 一九九二年度活動報告 (文責 事務局長代行 木永勝也)

第22号 (1993/11/20)

 冷戦終結をめぐる一考察 (西嶋有厚) 
 西路軍壊滅の要因は何か (平野 正) 
 マルクス主義歴史学のいくつかの課題 -木戸衛一氏の疑問に答えながら- (星乃治彦)
 <彙報> (九州歴史科学研究会事務局)

第23号 (1995/4/25)

 「ニューヨーク・タイムズ」の対日戦後構想と象徴天皇制 (森田英之) 
 毛沢東に見る中国社会の前近代性 -季志綏『毛沢東の私生活』から- (平野 正) 
 <書評> 星乃治彦『社会主義国における民衆の歴史
         -一九五三年六月一七日東ドイツの情景-』 (熊野直樹) 
 九州歴史科学研究会シンポジウム参加記 (井竿富雄) 
 <彙報> 一九九四年度活動報告 (九州歴史科学研究会事務局)

第24号 (1996/4/20)

 原爆投下五〇年目の真実 (西嶋有厚) 
 女性学/男性学ジェンダー学 (冨永桂子) 
 北京私報九五 (則松彰文) 
 <彙報> 一九九五年度活動報告 (九州歴史科学研究会事務局)

第25号 (1996/4/26)

 特集‥「自由主義史観」をめぐって 
  ・どのように検討するか -「自由主義史観の政治的文脈」- (三宅浩之) 
  ・歴史・誇り・国民国家 -自由主義史観の歴史論- (井竿富雄) 
  ・藤岡信勝とその教科書攻撃について (山口守囲) 
 テューリンゲン便り (熊野直樹) 
 福岡大学が所威するイギリス近代史関係資料 (松塚俊三) 
 <彙報> 一九九六年度活動報告 (九州歴史科学研究会事務局)

第26号 (1998/5/30)

 清代華北の硫黄生産と地域行政 (宮嵜洋一) 
 中国プロレタリア文化大革命における「保守派」
  -武漢「百万雄師」の成立過程に関する検討- (三宅浩之) 
 一九四六年の「労働攻勢」に関する考察
  -国鉄・新聞・電産争議における日本共産党と産別会議の政治指導をめぐって- (兵頭淳史) 
 「自由主義史観」の読書案内 (井竿富雄) 
 <彙報> 一九九七年度活動報告 (九州歴史科学研究会事務局)