九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

公開講演会「核時代を生き延びるために――「戦後70年」を問い返す」

 九州大学大学院の直野章子先生よりイベントの

お知らせをいただきました。

 内容は以下の通りです。

 

 公開講演会「核時代を生き延びるために――「戦後70年」を問い返す」

 趣旨:傷だらけになりながらも存続してきた「戦後」が、いよいよ終焉を迎えようとしている。「戦後」という認識を支えてきた諸前提が崩れつつある一方、「核時代」は終わりに向かうどころか危機的な展開を見せている。このクリティカルな状況の下、「戦後日本」と「核時代」のシンボルである「ヒロシマ」を問い直す基調講演を軸に、原爆投下責任、戦争責任、植民地責任という「戦後」が残した問題といかに向き合いながら、いかなる未来を拓いていくのかを共に考える時を持ちたい。
 
日時:2016 年1月31日(日)13:30~17:00(13:00 開場)
会場:九州大学西新プラザ大会議室
 (福岡市早良区西新2-16-23 Tel:092-831-8104)
  事前申し込み不要、入場無料
  主 催:九州大学大学院地球社会統合科学府
 
                プログラム
 
 主催者挨拶 13:30~13:35
 基調講演 13:40~14:30
     (休憩14:30~14:50)
  シンポジウム 14:50~16:50(質疑応答も含む)
  閉会挨拶 16:50~17:00
 
 講演者 【基調講演】「ヒロシマの平和思想再考」平岡敬(元広島市
 中国新聞記者として被爆問題、特に朝鮮人被爆者に関する先駆的な報道   
 を展開。被爆50年には広島市長として国際司法裁判所核兵器使用の
 違法性を陳述。主著に『時代と記憶』、『無援の海峡』など。
【パネリスト】 吉岡斉 教授(九州大学地球社会統合科学府)
                          成田龍一 教授(日本子大学人間社会学部)
問い合わせ先:直野(anaono@scs.kyushu-u.ac.jp