九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

九州歴史科学研究会よりの声明文

九州歴史科学研究会

 

 

プーチン・ロシア大統領により決定されたウクライナ侵略を非難し、ウクライナの人びととの連帯を表明する声明

 

 

九州歴史科学研究会は、プーチン・ロシア大統領により決定されたウクライナ侵略を強く非難します。ロシア現政権によって着手された軍事行為は、独立国家としてのウクライナの主権を侵害し、国際社会に大きな混乱をもたらすものであり、断じて許容できません。

 

プーチン大統領が2021年7月12日付で発表した論説「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性について」では、複雑に絡まり合う当該地域の歴史が、自らの政策を正当化する道具に矮小化されています。ここに象徴される歴史の政治動員に基づいて現在の侵略行為が行われている事態は、極めて憂慮すべきことです。

 

九州歴史科学研究会は、ウクライナにおいて戦禍に耐えながら、家族や友人、隣人と過ごす日常生活を回復させるために行動するすべての人びとに連帯を表明します。ロシアにおいて戦争反対の声を上げる勇気ある人びととの連帯を表明します。世界中で、ウクライナを支援するために行動する人びととの連帯を表明します。