九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

『九州歴史科学』第49号

        研究動向・展望

  アルプス地域~南ドイツにおける移動と技術移転

  ーピルグラム・マールぺックの事例からー    渡邉 裕一(1)

        史料紹介

  佐藤信淵『九州紀行』と古川古松軒『西遊雑記』

  ~筑後国について~              重松 正道(14)

        書評

  長谷川貴彦 編『エゴ・ドキュメントの歴史学』 今井 宏昌(27)

  地方史研究協議会 編

  『日本の歴史を原点から探る―地域資料との出会い』加藤 僚(35)

  前田勇樹 著『沖縄初期県政の政治と社会』    近藤健一郎(44)

        特集

   熊野直樹 著『麻薬の世紀:ドイツと東アジア1898ー1950』を

    めぐって

  はじめにー趣旨説明               今井 宏昌(54)

  自著を語る                   熊野 直樹(56)

  『大東亜阿片共栄圏』研究のはじまり       井竿 富雄(64)

  「グローカルヒストリー」の萌芽を読み取る

    ー熊野直樹著『麻薬の世紀』へのコメントー  池上 大祐(72)

  彙 報                     事 務 局(77)

  声 明:プーチン・ロシア大統領により決定されたウクライナ侵略を

      非難し、ウクライナの人びととの連帯を表明する

 

        九州歴史科学研究会

        2021.12