九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

《九歴研》よりのお知らせ:明治維新150周年記念シンポジウムのスケジュールについて

明治維新150周年記念シンポジウム
      :「グローカル・ヒストリーの中の明治維新史研究
       -地域・国家・権力をめぐってー」
      会場:福岡大学中央図書館1階多目的ホール
       参加費:無料(会員外の方もご参加できます。)

               プログラム
  
    10:00~10:10 趣旨説明

   一部 明治維新史研究の現状と課題

             ―東洋史研究との関連からー
   

    10:10~10:40 倉嶋修司報告
     :「明治維新期以降鹿児島県資産家に関する基礎研究」

    ※倉嶋報告は二部のⅠ:「地域」という視座の

     内容に関連しております。報告順にご注意ください。
       10:40~11:10 堤啓次郎報告
        :「佐賀県明治維新-県の成立・士族反乱・民権運動―」
      11:10~11:40 山本進報告
      :「19世紀東アジア諸国における『国民経済』形成の可能性」
        11:40~12:00 質疑応答
      12:00~13:00 運営委員会、昼食休憩

   

    二部 個別報告ー最近の研究からー

    Ⅰ:「地域」という視座

    13:00~13:30 日比野利信報告
       :「「旧藩史観」再考」
      13:30~14:00 本間雄治報告
      :「筑後川下流の近代舟運について」
      14:00~14:30 道迫真吾報告
    :「幕末長州藩の技術史的研究とその課題
                 -政治史との統合へ向けて‐」

   ※道迫報告は1部の内容と関連しております
    14:30~14:40 質疑応答
      14:40~14:50 休憩

   Ⅱ:「国家」と「権力」の諸相

   14:50~15:20 山口亮介報告
     :「明治初期の司法制度形成過程
                 -裁判・法概念との関わりから―」
     15:20~15:50 土居智典報告
     :「清朝末期の省財政について」
      15:50~16:20 伊藤昭弘報告
    :「幕末期佐賀藩の藩財政―『名君』直正と『暗愚』斉直の実相― 」
      16:20~17:00 質疑応答
    17:00~17:20 休憩

   

   三部 コメントと全体討論


      17:20~17:40 森丈夫コメント
    :「アメリカ史から見る明治維新
    17:40~18:40 全体討論、総括
   19:00~懇親会:フォレスト(会費:3000円)

九州歴史科学研究会6月例会シンポジウムのお知らせ

 

明治維新150周年記念シンポジウム

グローカル・ヒストリーのなかの明治維新史研究

                             ―地域・国家・権力をめぐって―

 

[会場]福岡大学中央図書館1階多目的ホール

[日程]201710日(土)

[時間]10:0019:00ごろまで

   [懇親会]19:00~フォレスト(懇親会費:3000円)

   〔参加費〕:無料(会員外の方もご参加できます。)

来年は、明治維新150周年を迎えます。九州歴史科学研究会では、この節目に際し、「グローカル・ヒストリーのなかの明治維新史研究」というタイトルを掲げ明治維新の意味を、私たち独自の視点から考える企画を立てました。まず本シンポジウムは、明治維新という事件を「九州」という「地域」(ローカル)に視点を置いて捉えることを試みます。他方、アメリカ独立から辛亥革命に至る世界史的変動(グローバル)からも考察することを試みることで、従来の「近代国家形成の成功物語」としての明治維新とは異なる像を作り出すことを目指します。所属・専門分野・世代をこえた研究者の<経験知>と研究成果にもとづきながら、「明治維新の歴史的意義」を参加者の皆様と議論してみたいと思います。
 
〔パネリスト〕

道迫真吾(萩博物館主任学芸員長州藩の科学技術史)

:「幕末長州藩の技術史的研究とその課題-政治史との統合へ向けてー」

堤啓次郎(西南学院大学名誉教授、日本近代史)

:「佐賀県明治維新-県の成立・士族反乱・民権運動-」

山本進北九州市立大学教授、近世東アジア比較経済史)

「19世紀東アジア諸国における『国民経済』形成の可能性」

倉嶋修司(九州歴史科学研究会会員、日本近代地域経済史)

:「明治維新期以降鹿児島県資産家に関する基礎研究(資産家グループの検出)」

日比野利信(北九州市いのちのたび博物館係長、日本近代史)

: 「「旧藩史観」再考」 

本間雄治(NPO法人大川未来塾理事、筑後川舟運史)

:「筑後川下流の近代舟運について」

伊藤昭弘(佐賀大学准教授、藩財政史)

:「幕末佐賀藩の藩財政ー「名君」直正と「暗愚」斉直の実相-」

山口亮介(北九州市立大学准教授、日本近代法史)

:「明治初期の司法制度形成過程――裁判・法概念形成との関わりから――」

土居智典(長崎外国語大学准教授、清末財政史)

:「清朝末期の省財政について」

森丈夫(福岡大学教授、アメリカ史・大西洋史)

:「「アメリカ史」から見る明治維新」(コメント)

 




◆九州歴史科学研究会4月例会のおしらせ

◆九州歴史科学研究会4月例会のおしらせ
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◇2017年4月22日(土)15時~(※時間にご注意ください
◇会場:九州大学文学部会議室(九大貝塚キャンパス、文学部棟4階)

   (※会場にご注意ください)

◇共催:九州西洋史学会

 テーマ:ドイツ史若手報告会

 

 渡邉裕一「中近世ドイツ都市における森林政策

       ―ニュルンベルクアウクスブルク―」

 今井宏昌「『ナチ左派』からコミュニスト

       ―ヴァイマル末期におけるボード・ウーゼの

       『転向』と農民問題」

 

    今回は、「ドイツ史若手報告会」をテーマといたしましてお二方に最新の研究成果についてご報告いただける運びとなりました。所属・専攻にとらわれない九歴研らしい議論になることが予想されます。

できるだけ多くの方のご参加をお待ちしております。

 ※今回の例会では運営委員会を開催いたしません。 議事はメールで行います。 

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◆今後の例会の予定
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 6月例会は2017年6月10日(土)10:00~福岡大学にて明治維新150年記念シンポジウム「『グローカル・ヒストリー』の中の明治維新究―地域・国家・権力をめぐってー」を開催予定です。

 長野暹先生(佐賀大学名誉教授)、堤啓次郎先生(西南学院大学誉教授)、山本進先生(北九州市立大学教授)、日比野利信先生(北九州市いのちのたび博物館)、倉嶋修司先生(九州歴史科学研究会)、本間雄治先生(NPO法人大川未来塾)、山口亮介先生北九州市立大学)、伊藤昭弘先生(佐賀大学)、土居智典先生(長崎外国語大学)にお願いしております。