明治維新150周年記念シンポジウム
―地域・国家・権
[日程]:2017年6月10日(土)
[時間]:10:00~19:00ごろまで
[懇親会]:19:00~フォレスト(懇親会費:3000円)
〔参加費〕:無料(会員外の方もご参加できます。)
来年は、明治維新150周年を迎えます。九州歴史科学研究会では 、この節目に際し、「グローカル・ヒストリーのなかの明治維新史研究」というタイトルを掲げ 、明治維新の意味を、私たち独自の視点から考える企画を立てました。まず本シンポジウムは、明 治維新という事件を「九州」という「地域」(ローカル)に視点を置いて捉えることを試みます。 他方、アメリカ独立から辛亥革命に至る世界史的変動(グローバル)からも考察することを試みるこ とで、従来の「近代国家形成の成功物語」としての明治維新とは異なる像を作り出すことを目指し ます。所属・専門分野・世代をこえた研究者の<経験知>と研究成果にもとづきながら、「明治維 新の歴史的意義」を参加者の皆様と議論してみたいと思います。
〔パネリスト〕
:「幕末長州藩の技術史的研究とその課題-政治史との統合へ向けてー」
堤啓次郎(西南学院大学名誉教授、日本近代史)
:「19世紀東アジア諸国における『国民経済』形成の可能性」
倉嶋修司(九州歴史科学研究会会員、日本近代地域経済史)
:「明治維新期以降鹿児島県資産家に関する基礎研究(資産家グループの検出)」
: 「「旧藩史観」再考」
伊藤昭弘(佐賀大学准教授、藩財政史)
:「幕末佐賀藩の藩財政ー「
:「明治初期の司法制度形成過程――裁判・法概念形成との関わりから――」
土居智典(長崎外国語大学准教授、清末財政史)
:「清朝末期の省財
森丈夫(福岡大学教授、アメリカ史・大西洋史)
:「「アメリカ史」から見る明治維新」(コメント)