九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

◆九州歴史科学研究会4月例会のおしらせ

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九州歴史科学研究会4月例会のおしらせ

(延期になりました)
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◇2016年4月30日(土)14時~17:30ごろ(※時間にご注意ください)
◇会場:西南学院大学学術研究所大会議室(※会場にご注ください)

 

 テーマ:音楽史特集
 
 栫  大也(福岡大学):「たたかう山田耕筰 ーその言説と戦争への道ー」
 
 山田高誌(熊本大学):「ナポリ銀行歴史文書館における劇場史料調査の実際
                                                     ー18世紀後半の諸劇場の運営システムー」

 今回は、「音楽史」をめぐる最新の研究成果をお二方にご報告いただく運びとなりました。所属・専攻にとらわれない九歴研らしい議論になることが予想されます。できるだけ多くの方のご参加をお待ちしております。


※当日の12:00より運営委員会を開催します。
関係者は出席して下さい。議題は例会計画等です。

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◆今後の例会の予定
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  次回の例会は「西洋史に関する研究報告」を予定しております。
  詳細が決まり次第連絡させていただきます。
  九州歴史科学研究会では、今後も専攻の垣根にとらわれない例会を目指
 していきます。
  何かアイデアをお持ちの方は、お気軽にメールにてご連絡ください。

雑誌『九州歴史科学』第43号(2015.12)

        論文

 

朴正煕記念事業にみる記憶実践

―「朴正煕大統領記念・図書館」

        建設過程における言説―     大和裕美子(1)

 

草創期文化同盟の群像(一九四五―一九四七)

―SBZにおける知識人たちとナチズムー     伊豆田俊輔(22)

 

       研究動向

 

山田耕筰研究の動向と現実性            栫 大也(51)

 

「政治の野蛮化」と義勇軍経験

第一次世界大戦後ドイツにおける

     「暴力の連続性」をめぐって―      今井宏昌(68)

 

       書評

 

尾道 博著『近世日朝流通史の研究

     ~博多―対馬―釜山海域流通圏の構築~』 重松正道(88)

坂本優一郎 著『投資社会の勃興

     ―財政金融革命の波及とイギリス―』   松塚俊三(94)

 

彙 報                       事務局(101)          

公開講演会「核時代を生き延びるために――「戦後70年」を問い返す」

 九州大学大学院の直野章子先生よりイベントの

お知らせをいただきました。

 内容は以下の通りです。

 

 公開講演会「核時代を生き延びるために――「戦後70年」を問い返す」

 趣旨:傷だらけになりながらも存続してきた「戦後」が、いよいよ終焉を迎えようとしている。「戦後」という認識を支えてきた諸前提が崩れつつある一方、「核時代」は終わりに向かうどころか危機的な展開を見せている。このクリティカルな状況の下、「戦後日本」と「核時代」のシンボルである「ヒロシマ」を問い直す基調講演を軸に、原爆投下責任、戦争責任、植民地責任という「戦後」が残した問題といかに向き合いながら、いかなる未来を拓いていくのかを共に考える時を持ちたい。
 
日時:2016 年1月31日(日)13:30~17:00(13:00 開場)
会場:九州大学西新プラザ大会議室
 (福岡市早良区西新2-16-23 Tel:092-831-8104)
  事前申し込み不要、入場無料
  主 催:九州大学大学院地球社会統合科学府
 
                プログラム
 
 主催者挨拶 13:30~13:35
 基調講演 13:40~14:30
     (休憩14:30~14:50)
  シンポジウム 14:50~16:50(質疑応答も含む)
  閉会挨拶 16:50~17:00
 
 講演者 【基調講演】「ヒロシマの平和思想再考」平岡敬(元広島市
 中国新聞記者として被爆問題、特に朝鮮人被爆者に関する先駆的な報道   
 を展開。被爆50年には広島市長として国際司法裁判所核兵器使用の
 違法性を陳述。主著に『時代と記憶』、『無援の海峡』など。
【パネリスト】 吉岡斉 教授(九州大学地球社会統合科学府)
                          成田龍一 教授(日本子大学人間社会学部)
問い合わせ先:直野(anaono@scs.kyushu-u.ac.jp