九州歴史科学研究会HP

九州歴史科学研究会は、現代社会の諸問題に目を向けつつ歴史学の科学的発展に寄与することを目的として1971年7月に創立された学術団体です。年に5・6回程度の例会(研究報告、シンポジウム、書評会など)を開催するとともに、雑誌『九州歴史科学』を年一回発行しています。 歴史研究者のみならず、周辺諸学の研究者や教員・学生・市民を交参加者それぞれの視点から専門を超えた学際的議論が交わされる点が特徴です。 皆様のご参加をお待ちしております。連絡先:kyurekiken☆gmail.com(☆を@に変更)

『九州歴史科学』47号 2019.12

               論文

原爆投下後における浦上の復興と地域社会の変容

 -互助組織「講内」の活動に着目してー       四條 知恵(1)

 

              研究ノート

ナチ占領下フランスにおける対独軍事協力

 ー義勇軍組織「三色旗団」を中心にー        坂本 準人(28)

ブーヘンヴァルト強制収容所と「反ファシズム

 -「赤いカポ」の戦後の語りをめぐってー      平田 哲也(55)

 

              書評

 大浜聖香子著『12-13世紀におけるポンティウ伯の中規模領邦統治』

                          花田洋一郎(76)

 清水雅大著『文化の枢軸ー戦前日本の文化外交とナチ・ドイツ』

                          酒井 一臣(85)

 北村厚著『教養としてのグローバル・ヒストリー』  

                          池上 大祐(91)

 福岡大学人文学部歴史学科編『18歳からの歴史学入門』

                          北村  厚(101)

 

              特集

 「大戦後」を考えるーヴェルサイユ条約調印100周年の地平からー

 はじめにー趣旨説明                今井 宏昌(107)

 【第1部:基調報告】

 1920年代オーストリアにおける世界大戦をめぐる開戦責任論争

 -元ロシア外務大臣セルゲイ・サゾーノフの回顧録をめぐってー

                          村上  亮(109)

 【第2部:合評会】

 アイルランド革命から「大戦後」を考える      小関  隆(119)

 小関隆『アイルランド革命』によせて        松塚 俊三(127)

 朝鮮史からみたアイルランド革命          小野 容照(134)

 ドイツ史からみたアイルランド革命         今井 宏昌(143)

 彙報                       事 務 局(150)

 

            九州歴史科学研究会

             2019.12